■■自然苑
『自然苑』は、京都の大本山塔頭の中で最初に開設された由緒ある樹木葬の地で、自然環境の美しさと温かい供養の在り方で、皆様から厚い信頼を頂いております。
野趣溢れる小隈笹(こぐまざさ)に覆われた傾斜の緩やかな三段の葬苑で、石段を登り埋葬地のすぐ近くでお参りして頂くことができます。
【沿革 】
『自然居士(じねんこじ)』という能の名作があります。常に市井の人々と苦楽を共にし、歌舞を取り入れた辻説法師として敬愛された禅僧の物語です。
『雲居寺』は、平安遷都の桓武天皇をお祭りしたお寺でした。火災で焼け落ち、それを復興しようと辻説法をし、建築費用喜捨をお願いしていたのです。
現在の高台寺の地に有りました。即宗院にはこの『自然居士』の墓があり、『自然苑(じねんえん)』の苑名も「自然に抱かれ自然と共に在る」を生涯の範とした居士にちなんで、名付けられました。
自然そのままの風情を大切に、丹精込めた高木の数々、四季折々絶えることのない花々が咲き誇る乱れる名園としても人気が高く、季節毎に変化する庭園(月輪殿)は春秋の特別公開の際には、多くの方が繰り返し訪れておられます。
■■閑栖 住職による 『大悲円満無礙神咒 』
■■臥雲苑
『臥雲苑』は、皆様の希望で令和元年に開設された樹木葬です。風格を誇る石柱に臥雲苑名が刻印され、「艶やかな苔の中の安息の地」として、それは美しい見事な杉苔で覆われています。
その杉苔の奥深くに、永眠の地があります。
■■自然樹園
【自然樹園】は、“樹木葬なので植樹をしたい”と希望されている方に最適です。樹木葬苑の近隣に、椿を記念に植樹することが出来ます。
昔、お釈迦様が蓮の花をかざしたときに、弟子の迦葉尊者がそれを見てニコッとされたという伝えが有ります。釈迦の心が弟子に伝わったと言う教えです。“拈華微笑 ”と言われ、悟りは文字理論によって伝わるものではないという不立文字の意味を持ちます。
植樹をすることで、子々孫々に故人の思いを伝える地となっています。
椿は、中々大きくなりませんが、育つと何百年も生きています。根が真っ直ぐ大地に息づき、緑の葉っぱを生い茂らせ、紅・白の花を咲かせます。
実は油が取れ、昔は女性の髪にも使われていました。この力強い生命力・子孫を残し引き継ぐ椿。皆様の思い出に残る樹園です。
植樹は、自然苑の山の上に行います。山の上と言っても、2分程緩かな坂を登った処です。
横には、西郷隆盛公の『東征戦亡の碑』が有り、その真隣に設置されています。
椿の苗木を植樹し、何百年も後世に残る記念樹となります。
植樹につきましては、詳細を別途 お問い合わせください。
【樹木葬の利用について】
使用期間は、原則33回忌までとなっておりますが、その後も永代墓地「如来塔」に埋葬され、大切にご供養をさせて頂きますのでご安心下さい。葬苑埋葬希望者の宗旨・宗派・国籍を問いません。
葬苑利用は、生前申込・先祖遺骨申込ともに可能です。
葬苑管理の諸事は即宗院にて行います。
葬苑の申込みとともに即宗会への入会が必要となります(年会費5.000円)。年会費は樹木葬地の環境保全や、合同法要(春・秋)の実施(参加自由)・会報の発送等に充てられます。
埋葬希望者が全て納骨されたら、即宗会は自然退会となりますが、ご遺族のご希望により継続頂くこともでき、合同法要への参加も可能です。また、年忌法要を別にご希望になられる場合は、即宗院にお申込頂ければ供養の法要を執り行います。
【樹木葬の使用料について】
一区画の使用料は、一霊位利用50万円。
二霊位利用70万円(一区画は20㎝×20㎝、二霊は上下埋葬)です。
埋葬費用として3万円(一霊)、事前納付となっております。
埋葬時には使用許可書・埋葬許可書・分骨証明書又は改葬許可書(先祖の改葬の場合)が必要です。
【法要希望】
納骨の際の法要、故人の年忌・回忌法要も受け付けております。即宗院本堂にて読経致しますので、落ち着いた気持ちで故人をお送りし、又、供養できます。即宗院にお申込み下さい。
【樹木葬の見学・相談の受付】
即宗院
〒605-0981 京都市東山区本町15丁目813番地
TEL・FAX:075-561-9200
Official Web:https://sokushuin.net
自然苑運営事務局 樹木葬係
TEL:075-561-2280 FAX:075-561-1375
フリーダイヤル:120-605-148